息子と娘。
とんでもなく仲が良い
私は違った。
息子には絶対兄弟が必要。そう思って娘を授かった。
兄弟は色々
私には、一つ上に兄がいる。
とりあえず。
人生で居てくれて良かったと思うことは、残念ながら多くない。
兄弟は色々。
女友達は、3兄弟でお姉ちゃんとではなくお兄ちゃんとお出かけすると言っていた。
お姉ちゃんとは気が合わないと。
良くも悪くも、兄弟は自分の人生に関わってくる。
親のお金を兄弟より多く自分に投資してもらわなければ行きたい学校にもいけない。
親の面倒をどちらが見るのかなどの駆け引きもしてくる。
しかし、人生に迷ったり困った時に親と同じくらい心配してくれるのも兄弟だ。
家族の困難を乗り越える時、兄弟と力を合わせて解決できる。
子供達
＜饅頭流血事件＞
子供達が幼い頃、父の日の買い物で近所のお饅頭屋さんにお使いに出た。
父ちゃんへのプレゼントだ。
二人で手を繋ぎ、道のりは歩いて30分ほど。
妹は道の内側を歩く。車に轢かれない為にお兄ちゃんがそうする。
ただこの時の道のりは、内側に用水路があった。
綱渡りのようにしてギリギリを歩く妹。
「落ちるぞ、辞めておけ！」の言葉と共に
水深15センチの水の中に落ちた。
饅頭を水に濡らさぬように、両手をあげて着地。
なので、膝をつく事になり石で膝小僧を切った。
血は、彼女の人生の中で一番流れていた。
「ただいまー」と言って爆笑するお兄ちゃんに続いて嗚咽して泣く妹。
靴下が真っ赤に染まる中、妹は「お饅頭は大丈夫だったよ」と渡してくれた。
「なんで手を離したの？」と兄に聞く私に「離したんじゃなくて、落ちたから外れたの」
お兄ちゃんは言うことを聞かない妹のヤンチャを笑って許していた。
二人を見ていて思う。
兄弟とは心でも手を繋いでいるような関係だと。
少し先を歩き手本を見せ、後ろからついてくる兄弟の安全を祈る兄と姉。
兄姉に手を繋いでもらいながら、自分のやりたい事をやらせてもらえる妹と弟。
兄弟は必要か
7人兄弟の家族と知り合いだが、結束力が素晴らしく
どの家庭にもないエネルギーを感じる。
そんな家族でも気の合う兄弟はお互いを尊重し合うし、合わない兄弟は面倒ごとを起こし解決を頼む。
そうやって自分とほぼ同じ血が流れ、同じルーツを持つ不思議な存在に情が湧く。
それは、恋人とも友達とも両親とも違う気持ち。
兄弟とは、必要不可欠な者ではないが
映画を見るように、心に様々な感情を勝手に持ち込む人間らしい存在なのだと思う。
まとめ
- 兄弟は色々。面倒だったり、大切だったりする
- 仲良し兄弟は心でも手を繋ぐ
- 良くも悪くも兄弟は、人生において常に感情を揺さぶる
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