挨拶は必要?

子育て


挨拶はするもんだ。
そう漠然と教え込まれてきた。

子供にもそう教えたが、本当に正しかったのかわからない。

幼い頃

近所を自転車で走る息子を観察していた。
知り合いと思われる方とすれ違う時、きちんと頭を下げているかどうかを確認。
帰宅した息子に

「今日は誰かに会った?」

と、そ知らぬ振りをして聞いた。
すると、近所のおばちゃんに会って挨拶したと聞く。
後日おばちゃんに息子が失礼な態度をとらなかったか尋ね

「挨拶をわざとしなっかたリ、素養が悪かったら私に教えてください」

そう伝えた。

中学生になると

思春期を迎えると息子は、口数が少なくなった。
先生や先輩への挨拶が気になった。

しかし、部活にも入らずパソコンに夢中の彼に、周りへの関心はない。
挨拶は意識せずとも行う、習慣の一部だった様に思う。
挨拶に何の意味があるのか?息子が、そんな疑問を抱いたのも中学時代だ。
息子の質問を先輩のお母さんに相談すると

「挨拶するのにお金かからないでしょ。でもね挨拶しないと、挨拶も出来ない子って世間様に言われるのよ」

と言う見事な答えが返って来た。

大人になると

今、IT業界に身を置く彼は業界の常識を引き合いに出して来た。

「朝の挨拶とかいらないっしょ。仕事の考え事していて急に挨拶されて、返さないといけないとしたら考えが途切れて効率悪くなるじゃん」

要は、挨拶は無用の長物だと。
私は、時代が変わったと言う事なんだと思うことにした。
そういえば、娘にも

「卒業式の色んな人の挨拶さー何であんなに長いの?要らなくない?みんな聞いてないんだし」

と言われた。
しかし、儀式の挨拶は区切りやけじめのためにる程度は必要なんだと思う。

挨拶の行方

第一印象は笑顔と姿勢と挨拶。

「おはよう」

の一言で体調の確認にもなり、色々気づけると大学で教わった。
しかしそれが当たり前と信じ、教え込まれた私にも思うところはあった。
しかし、挨拶は本当のところ好意を持っている人だけにしたい。
応答のない挨拶ほど、ストレスになる物はないからだ。

息子の言うこともわかる。
ヘッドホンと携帯で仕事をしている人に話しかけるのはナンセンスだ。
きっと確実に、挨拶せねばならないと言った風習は無くなって行く。

挨拶は大切?本当にコミニケーションの第一歩?

近所で挨拶上手な人がいる。
それは、お店の中だけ。
こちらは、お商売上が手な方。
プライベートな時間でお会いし
こちらから頭を下げても、無視を決め込む。

心からの挨拶とそうじゃない挨拶をどうやって見抜けば良いのだろう。

田舎はそんなことばかり。
妬み嫉みが挨拶に現れる。

挨拶を交わしていても、そんな人たちとそれ以上のコミケーションなんか取りたくもない。
それでも挨拶は必要なのか。

できる方がお得

挨拶をきちんとするから良い子に育っている。
挨拶をしないから、親の躾がなってない。

そんな定義が今後、崩壊する気がする。

ただ、社会での地位や立場を伴う挨拶は武器になる。

だから、有名私立小学校の入試で挨拶が重要視されるのは頷ける

大勢の前で挨拶を求められる立場になった時、子供の頃からの習慣を有難く思うはずだ。

「立派な挨拶は人格を肯定する」

身につけておいて損はない生活習慣だとは思う。
歯磨きの様に。

まとめ

  • 幼い頃からの習慣
  • 個人の考えで挨拶は変化する時代
  • 挨拶習慣はお得

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