本当の親子になるために

子育て

お母さんが自分のことを思ってくれているのは分かる。

けど、何かが違う。

何が違うのをか見つけた。

優しいって難しい

「うちのお母さんは優しいんだよ」

娘の友達が言った。

「どんな風に?」

「お洋服をたくさん買ってくれるし、何でも買ってくれる」

中学生の娘は謎だった。
お洋服を買ってもらう事は優しい事なのか?
何も欲しがらない娘にとって、
買ってもらう事の優しさは理解できなかった。

娘が欲しい物は、努力で身につけた技術と才能だからだ。

優しいを辞書で言うと、細やかで柔らかな感じを与える有様とある。
娘は理解した。
友達のお母さんは彼女にだけ優しいのであって、優しい人ではない事を。

祖父母の存在

優しく利発で笑顔の絶えない友達は、母親がフルタタイムで働いている為
祖父母に育てられた。

祖父母から習った絶品のお弁当を皆に振る舞う事もあり
彼らの教育がいかに行き届いているかを感じた。

しかし今時のお洒落に精通し、
あの手この手で雑誌のモデルを自分に投影しようと頑張る友達に
祖父母の感覚は受け入れられない。

祖父母といても、なりたい自分にはなれないのだ。

母親の存在

社会的地位とお金にゆとりのある友達の母親は、おやすみの日に娘とショッピングに行く。
どうやらその時に

「何でも好きな物を買って良い」

と言われるらしい。
その為家の中は多くの物で溢れ、
収集がつか無くなっていると笑う。

娘はそれを聞いて友達に言った。

「本当はお母さんにどうして欲しいの?」

本当の親子になるために

友達は娘の言った意味がわからなかった。
自分の気持ちを文章で考えた事が無かったからだ。

お母さんに求めてる?私が?何を?
初めは、よくわかないと言った感じだったそう。
しばらくすると、

「ただ、一緒にいて欲しい」

「買い物もパパッと決めてすぐ買うんじゃなくて、あーでもないこーでもないと言いながら会話して、一緒にショッピングを楽しみたい!」

自分で答えを見つけ、大泣きしたと言う。
そして友達は母親に泣いて打ち明けた。

友達の母も大泣きし、友達が娘にその事を報告した時も二人で泣いた。

友達の涙は欲しかった愛情を見つけた喜び

母の涙は与えてた愛情が間違っていた事を話してくれた感謝

娘の涙は、友達の心を救えた感激



友達と母の間に生まれた確かな愛情は消える事なく、絆に変化するのだと思う。

まとめ

  • お母さんは本当に優しいのか?
  • 自分の心に聞く、親にどうして欲しいのか
  • 忙しく働く母に求めるものは、一緒にいたい

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