子供との散歩 自分で漕ぐ自転車

子育て

昔、子供の頃から飛行機のファーストクラスに乗る話を本で読んだ。

なんて、可哀想なんだろう。

年齢とともに少しずつ乗り物を覚え、

遠くに行けるようになる楽しみを奪われるなんて。

散歩の意味

産まれて3ヶ月は頭を揺らすものじゃない。

母に厳重に注意された。

昔からの言い伝えだと。

物事を考える時、参考にして来たのは ことわざ
だから、ベビーカーにも載せなっかた。

これが、のちに良い事だったと思えた。
息子は、今だに乗り物が大好きだ。

動力によって動かされていると言う感覚を身体が敏感に感じとっているらしい。
体ができるまで、特に歩き出してからは散歩を心がけた。


親としては、自転車に載せることが時短になり効率が良いことは解っている。
しかし、自転車から見える風景は私の背中。
彼の見たい物ではない。


散歩中地面に生えている草花の色と匂い
春の新芽や雨上がりの草の香り。
地面に近いタイヤの動き
間近に聞く電車の車輪音は確実に頭を刺激した。

散歩の途中、裸足になれるところでは靴下まで脱がせた。
芝生の上を初めて踏んだ時びっくりして足を揚げ苦い顔をしていたが、
そのうち慣れると靴より安定する足もとを気に入って楽しそうに笑っていたのを思い出す。

自分で自転車に乗る

自転車は幼稚園の時に猛特訓の末、乗れる様になった。
一緒に公道に出たのは、小学2年生の終わり。

手足のコントロールがイメージ通りに行かない彼には、
自転車を漕ぎながら自動車と標識を気にしてなおかつスピードをコントロールする事は難しかった。

なので、2年ほど町の締めっきた広い駐車場でハンドル操作とスピードコントロールだけを身体に覚え込ませた。

ブレーキの効き具合や体重増加による初動作を理解し、反応できるまでに持って行った。
自転車は、自分で物を動かし操作することで起きる現象を楽しむ気持ちを生んだ

体が思い通りに動かないと感じている彼にとっては魔法の乗り物だったに違いない。
ハンドルを握る手、ペダルを漕ぐ足は先頭で風を切って走る嬉しさと繋がった

まとめ

  • 身体の構造と受け入れることのできる環境刺激を合わせる
  • 散歩は五感を刺激し気持ちを豊にできる
  • 身体機能を上手に使いこなせないからこそ、自転車(道具)を使う

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