絶望するのはまだ早い。
出来ることはまだある。
生きていれば、運命は開く
6-1まだ死んでない
悲しい事があった時
辛くて前に進めそうにない時
諦めそうになった時
ふてくされて、どうでも良くなった時
思えば20年そんな日々ばかりでした。
けれどいつも思い直し努力を続けて来れたのは
何があっても死んでいないのだからラッキーなんだと思う事。
持って産まれた病気もなく明日があると思って生活出来ている。
だから進もう。
そうやって自分を奮い立たせ20年、
終りある人生を自分で終らせてはいけない。
一度切りの人生をふてくされて過してはいけない。
これは、47歳と言う若さで亡くなった母の二人の祖母達との約束でも有りました。
生きてきていれば、笑って寝むれる日が来る。
希望を持てたのは御祖先様のお陰です。
※会ったことのない大叔父がいます。
とてもハンサムで優しく働き者。誰もが認める好青年だったそうです。
彼は戦争に行き、落馬し下半身付随になりました。
その後、脊髄カリエスで若くして亡くなる事になるのですが生前
「自分の戦争恩給でお墓を買って欲しい」
と母親に言ったと聞きました。
唯一残る写真で、彼は軍服を着て笑っています。
終わるのを待つしかなかった命。
彼の事を思えば、いつも立ち上がる事ができました。
6-2放置
考える時間
くやしがる時間
出来る様になるまでの時間
手助けを求めている時間
何も言わない。手伝わない。
見てないフリをする。
この時間は母にとって試練でした。
自分でしか乗り越えられない問題に、
いかにして立ち向かうかを考え体感する時間を大切にしてほしい。
ここからがスタート、この苦い思いなくして得る物はないと考えていたからです。
2階で怒り狂っている君。
くやしさのあまり自分を見失い、呆然とする妹。
本当は一緒に怒ったり泣いたりしたかった。
けれど、それでは親として失格。
これから先の問題解決へ向けて論理的に行動
せねばと自分をコントロールするのに必死でした。
※学校で、理不尽な目にあいながらも自分の正義を貫き
いっ時の安心安全のために相手(クラスの友達)に合わせる事は決してなかった。
怒りを家の2階でぶちまけ苦しむ君。
母の性格上。
理由を聞きたかったし、応援もしたかった。
けれど、自分で乗り越えようとしている君の邪魔になる事だけはしたくなかった。
母として自分の気持ちを優先し
子供の環境に入り込む親だけにはなりたくなかった。
コメント