夢を追う子供に出来る事は
自分で選んだ厳しい環境に笑って送り出す事。
お金は、最小限しか与えない事。
未来はわからないと信じる事
堅い夢は追わない
私の子供達は夢を追う。
こうしたいんでしょ?こうなれば世の中の役に立つよ。
だから、今こうするといい。
だってこれやるの好きでしょ。
これらの言葉は「親が子に手堅い夢を追って欲しくてと言っている」と思われる。
例えば、
勉強が得意なら弁護士や医者をとりあえず目指して欲しいし無理なら、公務員。
運動が得意なら体育教師やインストラクターであってオリンピックで金メダルを取ることではない。
我が子は違った。
世界を見て日本がどうあるべきか、
経済を動かすには何が足りないのか?
それは、政治家になりたい訳ではなく
自分の得意分野にどう響いてくるかを考えているだけなのだ。
もう少し、地に足の着いた夢はどう?の親の提案に
「それは自分たちじゃない誰かがやってくれるから大丈夫」
と言う。
夢を叶えた先にある物
勝手に思っているのだが、夢を実現した先にいる世界の自分が想像できているのではないか?
その先の向こうにいる自分が誰かに希望と幸せを提供している姿が見えているのだと。
娘の学校での話。
浪人していた先輩が5浪の末、医学部に合格した。
その話は学校中の話題になった。
なぜなら、お金持ち付属学校では親のお金で何不自由なく優雅に過ごすクラスメイトに、
叶えたい夢や5浪までする忍耐力はないからだ。
「5浪ってやばくない?クラスメイト社会人になってるじゃん。笑」
しかし、私はこの話を心から喜んだ。
親御さんの5年間の気持ちを思うと、私程度の信じ方じゃ足りない。
子供をもっと強く信じなければならないと思わせてくれた。
自分の立ち位置を知るヒント
学校や親の的確なアドバイス。子供達に、それは必要なかった。
実際息子は、朝の8時に出勤し5時半には家に帰れる役所の仕事に憧れていた。
なのに、なぜ夢を追うのか
信頼できる大人達が、
「人生は一回きり。夢を持たないや人持てない人もいる
だったら、チャレンジしていい」
と言ったようだ。
息子の高校の同級生の多くは、親が漁師の仕事についている。
親の訃報で年何回も帰省する姿を見てきたことが、息子に大きな影響を与えている。
彼らは、夢よりも明日の自分の身の守り方と兄弟の心配をしなければならなかった。
自分をより厳しい環境に置いた時、自分以上に頑張っている同級生を見て自分にしかできない事を模索し始めたのだ。
この時から、自分は恵まれていると良く口に出すようになった。
まとめ
- 親の安心は子供の夢ではない
- 親に出来ることは信じ待ち、時には突き放す事。
- 子供は自分の置かれた環境をよく知り、夢を追う厳しさを体感する。
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