いじめの標的にされやすい子供達だった。
ベストキッドを真似したのかもしれない。
喧嘩の仕方を知ることで、身を守る方法を学んだ。
人生は、戦い方。
戦う方法を知っているだけで、強くなれる。
喧嘩が弱い子供達
「私は喧嘩が強い」そう感じて生きて来た。
実際に人を叩いた経験もあるし、兄弟喧嘩はいつも殴り合いだったからだ。
子供達は違った。
兄弟は仲良しで、いつも相手を思い合っている。
なので学校でいじめっこが攻めて来た時、たじろいだ。
無視をすると決め込んで見たが、相手は根をあげるまで攻め入った。
私が何をしたと言うのか?それどころか君は誰なんだ?子供達は困惑して、事を理解するのに時間がかかったと言う。
そして知る。
世の中には、どうやら他人をいじめて楽しむ人がいるらしい事を。
親としてできる事
息子の時はいじめの相談にも言ったがカウンセラーは
「物は言いよう、捉えよう。いじめではありません」
と言った。
仕方ないので、喧嘩をしなさいと本人の自己解決に任せた。
しかし息子は残念な事に、口喧嘩は勝つが腕っ節が弱い。
田舎のいじめっ子は、口下手の腕利き揃いばかりだ。
そこで、喧嘩の仕方を教えた。
まず、自分からは決して手を出さない事。
正当防衛を勝ち取ることは、法律を見方につける事と教えた。
そして、自分から手を出していない事を周りに周知してから反撃に出ること。
相手が大勢なら何かを投げつけ、騒音をたて自分の存在を知らせることなどだ。
喧嘩の仕方
まず相手の胸ぐらの掴み方について教え、そのまま押し付けながら隅に追い込み乱闘場所を小さくする。
そこから、接近戦として戦えば弱い君たちでも勝利が近づく。
頭を使って喧嘩をする事は身を守る事と一緒。
また、自分の体の使い方や硬い場所を使って攻撃する方法、決して殴ってはいけない場所と殴られてはダメな箇所を教えた。実践として、私は殴られ役にもなった。
喧嘩をして欲しいから教えたのではなく、ましてや相手に怪我をさせたりしないでほしい。
喧嘩の仕方は言わば防災グッズの様な物で、いざと言う時に役立てばいいと思っていた。
思惑通り、喧嘩にもルールと乗り越え方がある事を知り二人は強くなった。
しかし、彼らは今でも自分から喧嘩をする様な子供ではない。
子供達は変わった
チョッカイをかけ挑発してくる敵に、娘は戦いを挑んだ。
わざと娘の席に座り、授業の準備をさせない様にしていた女子に
「席をどいて、どかないと準備が出来ない。私はあなたにお願いしてるの。2回言ってもダメなら実力を行使をします」
その言葉を2回繰り返した後、椅子の脚を二つ掴んでひっくり返し、座っていた彼女を椅子から滑り落とした。その後彼女は娘の席に二度と座らなかったそうだ。
戦い方を学んだ娘は
「私のテリトリーに土足で入り込む様な態度をとると許しません」
相手に伝える術を獲得した。
まとめ
- いじめっ子が攻めて来た時どう対処するかを考える。
- 喧嘩の仕方を教える。
- 実力行使のやり方は色々。
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