祖父母を知らずに育ったからか、餅踏みや選び取りがある事さえ知らなかった。
興味本意で、しかも占いの様にしか考えていなかった選び取りに、子供達の将来が見えていた。
赤ちゃんの気持ちを知る
まだ話せない子供の気持ちを知るのは大変だ。
けれど、難しいことでは無かった。
子供の態度や癖、表情を見て推測するだけ、この時なるべく自分の思い込みや平均値を持ち込まない。
自分がこうだったからを念頭におくと、途端に何も見えなくなるから不思議だ。
1歳のお祝いは盛大と聞いていたが、諸事情により息子と二人だけのお祝いになった。
昔の言い伝えや風習が好きな私は
「選び取り」
をやってみようと考え
<お金・鉛筆・紙・お菓子・そろばん・定規・ハサミ・ボール・太鼓・カメラ>
を用意した。
何となく家にあった種類の違うものを選んだだけのつもりが、今後の彼を物語る道となっていたのだ。
息子は、カメラを何の迷いもなく選んだ。
まっすぐハイハイをして、手にすると嬉しそうに笑った。
様々な機械を操り構造を知ろうとする事は選び取りの時からすでに始まっていた。
のちに、選んだ物から個性を見出す
息子の関心
選び取りを中心に遊びや考え方を探って行った。
ロボット教室に毎週連れていき、大人からの手解きを受けた。
勉強はしないが、ロボット作りは何時間でも集中してやっていた。
おかげで遊びに行く場所の選定はスムーズで、科学館や博物館に行き機械の仕組みを学んだ。
中3の夏休みには、夏期講習に行かずアプリ制作合宿に参加。
2013年の事だ。
関心のあることへの環境づくりは、将来につながった。
選び取りの先に
その後、電子機械工学科に入学しロボコンにも出場する。
その追及力はハイハイの時と変わらない。
今は、機械を作りだしプログラミングをして研究をこなす
このことは、赤ちゃんの時から始まっていたのだ。
息子は、興味のあるないをコントロールしない。
時代に合わせたり、流行を追う事もないし友達の趣味には寛容だが深入りはしない。
自分の興味の範疇をしっかり理解している
進路に迷ったら、幼い頃の夢中になった物を思い出してみるといい。
ヒントが必ずある
まとめ
- 選び取りはやったほうがいい
- 子供の選んだものは、間違いなく興味関心があるもの
好きこそ物の上手なれを知り、将来の夢や趣味につなげる - 個性を伸ばすヒントを選び取りは教えてくれる
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